命を想う

2010年4月28日
<Future -命を想う-> @2003年

テレビで 連日痛ましい事件が報道されては 苦しい思いを重ねます。

この絵を描いた頃、不妊治療も3年に入り、
命を生み出すことの大変さを痛切に感じていた頃で、

簡単に奪われてしまう命の重さに、ただただ、漠然と涙するしかなく
まだ見ぬ命を、ひたすらに想うことしか出来ませんでした。

今、二人の子を持つ母になって
より一層、命の重さを感じます。
一日、一日の積み重ねの、なんと重いことか。
(ちなみに 不妊治療6年目で授かりましたv)

命は 圧倒的に尊くて
それは 
我が子にも 他所様の子でも同じで、 
家族も、自分も、 友人も、他人も、みな等しく圧倒的に尊い存在なのだと
子を持って教えられました。

私にとって、「自分も尊い」と気付けたのは
ものすごく大きな転機でした。

命は繋がっていて

人も、動物も、虫も、草も、
生きとし生けるもの、全てが皆等しく奇跡の存在で、尊い。

どうしようもなく愚かで救いようのない人間と
同じ人間である自分にやるせなさを感じつつも

せめて自分の手の届く範囲で
命を大切にしていきたいと思う。

そう思う人が、一人でも多く増えることを願いながら。

Love makes the world go round….