この絵を描いたとき、
色々なことを思っていました。
光を目指して明るく振舞う自分と
一切のことから目を閉じて 安らぎの暗闇に身を浸す自分
表裏、そのどちらも、ともに支えあっていて
そのどちらもが不可欠な気がしていて。
それで、いいと思っていました。
今も
この時のこの絵はこれでいいと思っているけれど
今は
「表裏」では片付けられないような気がしています。
人ってそんなに単純じゃなくて
外界からも内面からも 様々な影響を常に受けていて
日々、刻々と くるくると色が変わり続けていて
そうやって
全てが微妙に影響しあって
一人の人間の魅力が できあがっていくように思います。
命は とにもかくにも圧倒的に尊くて
そしてそれは 自分にも言えることで
(落ちているときは、とてもそうは思えなかったりするのだけれど)
たとえ 苦しむしかないときがあっても、愚かなときがあっても
全てが尊く 今に繋がっているんだな、と。
いろいろな経験を経ることで、自分というものの輝きが より一層磨かれていくのだと思えるようになりました。
魂の色とか、魂の輝きというものがあるのなら、
それはきっと、互いに影響しあって変わっていくもので
暗く染まってしまうこともあれば
全く新たな色を作り出してさえしまえたりもするもので。
目の前の暗い色に、簡単に染まってしまう自分でも
あえて自分から明るい色を差し出すことができれば 何かが変わるかも?
まさにそう思っていたとき
姉から絵本「たまごたまご」の話をもらいました。
もう何年も遠距離に住んでいたため、互いの事情を話すことなどなく過ごしていた私たち姉妹でしたが、
そんな私たちが、
全く違う環境、全く違う経験を経て
同じようなことを感じ、同じようなことを考えるに至っていたことには、正直とても驚きました。
まぁ、私のざっくり浅い考えと 姉の深い考えとは 天と地ほどの差があったのですが(^-^;
あぁ・・・繋がっているのだなぁ、と不思議な縁を感じたのでした。